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思惟日記

日々考えたことの記録。

編入学試験はノーリスクのチャンスだ

編入学試験とは

 編入学という入学方法が存在する。3年次編入学という制度においては、大学生2年生が他の大学の編入学試験を受験して、もし合格すれば大学3年生からは合格した大学の学生になることができる。

 とはいえ、理系と文系とで編入学試験の様相は大きく異なっている。理系の編入学試験は基本的に工業高等専門学校を卒業した学生達が大学に進学する道として利用されており、工業高等専門学校に関係しない人間が受けることは稀な試験となっている。これに対して文系の編入学試験は、大学受験で失敗した人間達がリベンジを果たす再チャレンジの道として利用する試験となっているのが実情である(本来は短期大学や工業高等専門学校を卒業した人間の為に創設された制度であるのだが、一般の大学生にも受験資格があるためにこうした歪みが生じている)。

 本稿では、文系の編入学試験に焦点を絞る

 

編入学試験の実態

 実施している大学は非常に多い。しかし、国公立大学と私立大学とで編入学試験の運用には大きな差異がある。国公立大学の場合は文科省の指令の下で毎年一定の枠を編入学用に用意している傾向が多いのに対して、私立大学の場合は退学者等による欠員を補充する為の予備枠的に運用している傾向が強いのである。私立大学の編入学試験は、合格者の数が異様に少なかったり、そもそも合格者をだしていないことすらある。大学受験とは、国公立大学と私立大学との立場が逆転しているのである。

 倍率はそこまで高くない。上位国公立大学では5倍~8倍程度の倍率だが、地方国公立大学であれば2倍を切る様なことも往々にしてにある。編入学試験の倍率は景気と連動している様に思う。私見ではあるが、不景気になると将来に不安を抱く大学生が多く受験する高倍率試験となり、好景気となると倍率が下がる傾向がある様に感じている。

 難易度については説明が難しい。当然、最上位レベルの大学の編入学試験の難易度は生易しいものではなく難しい。なぜなら根本的な試験制度が大学受験と編入学試験とでは異なるからだ。大学受験は知識力が重視するのに対して、編入学試験は思考力が極めて重視される。「大学名 編入 過去問」で検索すれば、過去問を見ることができる。

 編入学試験の面白いところは、試験において試される力が大学受験とは全く異なるが故に、大学受験において成功しなかった人間が逆転を果たすことが往々にしてあることだ

 

編入学試験はノーリスクのチャンス

 編入学試験は大学生でも受験できる。そのため、大学生は積極的にチャレンジしてみるべきであると思う。もし落ちても今の大学に留まれば良いだけなのである。編入学試験は「ノーリスクで上位大学に再受験するチャンス」であり、仮に落ちても失うものは受験料と受験日の数時間だけだ。逆に、もし合格すれば、上位大学で新たな経験を積むことができる。就職活動においても有利に働く。

 編入学試験は、知識重視ではなく思考重視の試験であるため、大学受験の様にしっかりと勉強する必要はない。当然、対策すれば有利にはなるが、思考重視の試験であるため、受かる人間と受からない人間の差が如実に現れる。大学受験と異なり、一度も過去問を見ていなくとも合格する人間も実在するのだ。

 

私の編入学経験

 私は編入学の経験がある。特殊な学校から上位国公立大学に編入学をした。その結果、2年間という短い間ではあるが、大学生として充実した時間を過ごすことができた。入学後は4年分の単位を2年で回収する為、朝から晩まで勉強漬けになったが、今となっては良い思い出になった。就職活動も無難に終えることができ、今の人生は編入学をしたからこそ成り立っている。

 私は大学生の身分で編入学試験を受験したわけではないため、相当なリスクを背負って勝負をした。しかし、普通の大学生であれば、ノーリスクで人生を変えるチャンスを得ることが出来る。ノーリスクで人生を変えられるチャンスに挑める機会は、長い人生において滅多に無いことだ是非、挑戦して欲しい